累計200万部を突破し、確固たる地位を築いた落語マンガ『昭和元禄 落語心中』。
2016年、2017年にはアニメ化もされ、若者を中心に落語ブームを起こしました。

そんな『落語心中』が、NHKドラマ10で実写ドラマ化されることになりました!

この記事では、ドラマ版『昭和元禄 落語心中』の概要をお伝えし、主要キャストの経歴を詳しくご紹介します。

それでは、まいりましょう!

ドラマ版『昭和元禄 落語心中』の概要

『昭和元禄 落語心中』は、2010年から講談社『ITAN』で連載された、雲田はるこさんの落語マンガ。
数々のマンガ賞を総なめにし、話題を呼びました。
連載は2016年に終了しており、単行本は全10巻が発行されています。

『落語心中』のあらすじは以下の記事でご紹介しているので、ご覧ください。

2016年、2017年にアニメ化された本作ですが、2018年、ついにNHKでドラマ化されることになりました。
概要は以下のとおりです。

放送開始2018年10月12日(金)
放送日時毎週金曜 よる10時~10時44分(全10回)
脚本羽原大介(映画「フラガール」、連続テレビ小説「マッサン」など)
落語監修柳家喬太郎
主題歌ゆず「まぼろし」

落語監修には、押しも押されもせぬ人気落語家・柳家喬太郎師匠の名前が!
さらに主題歌にはゆずの書き下ろし曲を使うなど、NHKの本気ぶりがうかがえますね。

ドラマ版のあらすじは、公式サイトで以下のように紹介されています。

昭和初期、落語の世界に入った八雲は、同期入門の落語の天才・助六と、固い友情で結ばれる。
八雲は助六の芸に憧れ、嫉妬し、追いつこうともがき、芸者・みよ吉にも支えられ、成長していく。
やがて、助六とみよ吉とが結ばれるが、ふたりは謎に満ちた事故死を遂げてしまう。
八雲はその死を巡る秘密を抱いたまま、ふたりの遺児・小夏を引き取る。小夏は、八雲を「親の仇」と恨んで成長し、やがて天衣無縫な八雲の弟子・与太郎とともに、八雲がひた隠す「助六とみよ吉の死の真相」に迫っていく…。

ドラマ版『昭和元禄 落語心中』主要キャスト

ドラマ『落語心中』は、演じる俳優陣も注目されています。
ここから、主要キャストの5人の経歴を役柄とともに見ていきましょう。

岡田将生(八代目 有楽亭八雲)

主役の有楽亭八雲役は、1989年生まれのイケメン俳優・岡田将生

俳優としてのデビューは2006年
2009年に初主演した映画『ホノカアボーイ』や、『重力ピエロ』『僕の初恋をキミに捧ぐ』での熱演で、新人賞を総なめにしました。
その後、もさまざまな役を演じられる実力派の俳優として活躍。
2012年にはNHK大河ドラマ『平清盛』において、源頼朝を演じました。

岡田将生さんの魅力は容姿や演技だけにとどまりません。
どんな人にも愛される人のよさで、多くのファンを魅了しています。

そんな岡田さんが演じる「八雲」は、戦前から戦後、平成まで長く活躍した落語家。
前座名は「菊比古(きくひこ)」といい、後に師匠の名前「八雲」を継ぐことになります。

八雲は、人生の中で多くの葛藤を経験。
拭い去れない過去と闘いながら、落語と真摯に向き合う姿は、まさに『落語心中』というタイトルにふさわしいものとなります。

この難しい役柄を岡田さんがどう演じるのか、とても楽しみです。
岡田さん自身も、この役を受けるにあたってかなり悩んだとのこと。
「この役と心中したいと思った」と決意を述べていることから、期待は高まるばかりです。

>>岡田将生ウィキペディア

竜星涼(有楽亭与太郎)

与太郎役には、1993年生まれの俳優・竜星涼

2010年、ドラマ『素直になれなくて』で俳優デビュー。
2013年~2014年『獣電戦隊キョウリュウジャー』主演し、女性を中心にファンを増やします。
2017年には朝ドラの『ひよっこ』にも出演し、知名度を上げましたね。
2018年にはドラマ『アンナナチュラル』での妖艶な葬儀屋役も印象的でした。

気取らない、ざっくばらんな性格で、趣味はバスケットとサッカー。
外見のとおり、さわやかな若手俳優さんですね。

そんな竜星涼さんが演じる「与太郎」は、刑務所に服役中、八雲の落語に触れて、弟子入りを決意。
もともとヤクザと関わっていた豪快なキャラを、どのように演じるかが見ものです。

>>竜星涼ウィキペディア

成海璃子(小夏)

小夏役には、1992年生まれの演技派女優・成海璃子

2000年、『TRICK』で子役としてドラマデビュー。
2005年『瑠璃の島』でドラマ初主演し、知名度を上げます。
2012年、大河ドラマ『平清盛』に出演しました。

そんな成海璃子さんが演じる「小夏」は、八雲の養女。
八雲のかつての親友でありライバルであった落語家の娘です。
その親友は若くして事故死。八雲が娘を引き取ったというわけです。

実の親子ではない二人が同じ家で暮らす、不思議な関係。
この小夏が、八雲や与太郎とどう関わっていくのかが見どころです。

>>成海璃子ウィキペディア

大政絢(みよ吉)

みよ吉役には、1991年生まれの人気女優・大政絢

2006年、ドラマ『TOKYOかしましガールズ』でデビュー。
数々の映画、ドラマに出演する一方、モデルとしても活躍。
若い女性たちに絶大な人気を誇りました。
また、バラエティ番組の司会など、多方面での活躍が目立ちます。

そんな大政絢が演じる「みよ吉」は、八雲が、菊比古の名前だった時代に知り合った芸者。
菊比古のことを献身的に支えながら、菊比古の親友である助六と結婚。一人娘の小夏が誕生します。
しかし助六とともに、若くして事故死。
とても壮絶な人生であり、ストーリーのカギを握る人物です。

>>大政絢ウィキペディア

山崎育三郎(有楽亭助六)

助六役には、1986年生まれのミュージカル俳優・山崎育三郎

1998年、12歳で初めてアルゴミュージカルに主演。
学生時代は、クラシック声楽を本格的に学びます。
2007年、ミュージカル『レ・ミゼラブル』でマリウス役として正式デビュー。
その後も、映画や舞台で活躍し、歌手としても幅広く活動。
テレビドラマでもよく目にするようになりました。

そんな山崎さんが演じる「助六」は、八雲の親友であり、永遠のライバル。
少年の頃、八雲と同じ師匠に、同じ日に弟子入り。ともに前座修行に勤しみました。
若いころは、八雲を圧倒する落語の実力で、人気も急上昇。
みよ吉との結婚、娘の誕生と、すべてが順調に見えましたが、若くして事故死。
この出来事が、八雲に暗い影を落とすことになるのです。

八雲も憧れた助六の落語を、山崎さんがどう演じるか、楽しみです。

>>山崎育三郎ウィキペディア

まとめ

マンガでもアニメでも高い評価を受けている『昭和元禄 落語心中』。
この世界観を実写化するのは、かなりの苦労があるでしょう。

そんななか、若手俳優陣がどのように演じてくれるのか、とても楽しみです。
落語好きの方はもちろん、そうでない方でも、きっと楽しめると思います。
この作品が、落語人気が高まるきっかけとなれば、私も一落語ファンとして嬉しく思います。