お運びをいただきまして、ありがとうございます。
少し前に、落語を題材にした人気マンガ「昭和元禄 落語心中」をご紹介しました。
今日は、落語マンガの第2弾をご紹介したいと思います。
こちらはそこまで有名ではないので、ご存じない方が多いのではないでしょうか。
おすすめの作品は、こちらです!
『湯神くんには友達がいない』は、週刊少年サンデーで連載中のマンガで、単行本は現在13巻まで出ています。
なんでもこの作品、マンガ好きの間ではなかなか評価が高いそうです。
私がこの作品に出会ったのは、友人が勧めてくれたからでした。
友人:「のすけってさぁ、このマンガの主人公に似てると思うんだよね。」
私:「え?どのマンガ?」
友人「『湯神くんには友達がいない』の湯神くん。」
私:「・・・・え。」
もうそれって、
「お前友だちいないよな!」
って言っちゃってるようなもんですよね(*´Д`)
友人に問いただしてみると、「いや違うんだ」と。
「じつは湯神くんというのは落語好きの高校生で、なんでも器用にこなすタイプなんだけど、友達は作りたくないという変わり者。
人付き合いが面倒なんだよね。
それでも落語に対する情熱が強くて、いざ落語の話になると空気も読まずに語り続けてしまう。
そしてとても面倒な性格なんだけど正義感の強い一面もあって、ついつい人に余計なおせっかいをしてしまうんだ」と。
・・・ん?
言いたいことはなんとなくわかるが、
素直に喜べない(-_-)
とはいえ興味を持った私は、1巻ずつ読み進めていきました。
いざ読んでみるとこれが面白いこと!
湯神くんの魅力に、見事に惹きつけられていったのです。
マンガのタッチとしては、『昭和元禄 落語心中』のシリアスさとは反対で、ほのぼの&コミカルなマンガです。
高校生の人間関係や日常が楽しく描かれ、ついクスッと笑ってしまいます(´艸`*)
主人公である湯神くんの落語好きは相当なもので、
- ぼっち系男子にも関わらず、落語に多少でも興味を示す人には熱く語る
- 強制的に落語のDVDを貸す
- 文化祭で落語を披露してしまう
という徹底ぶり。
こんな湯神くんから、もう目が離せません。
そしてこれを書いた著者も、相当な落語好きであることがうかがえます。
というのも、
- 湯神くんが聴いている落語CDの演目がマニアック
- 湯神くんが語る落語論が鋭すぎる
- 文化祭で披露するネタが「鼠穴」
まぁ落語好きでなければとうてい書けない内容です。
作中のいたるところに、落語好きをニヤッとさせる仕掛けがありますよ。
興味のある方、ぜひご一読を。