お運びをいただきまして、まことにありがとうございます。
落語に興味を持ってDVDやネットで落語を聴くようになると、だんだん寄席に行ってみたくなってきませんか?
しかし、寄席がどんな所かわからないと躊躇してしまうものですね。
そこで今日は、初めての方でも安心して寄席デビューができるよう、寄席がどんな場所なのかをご紹介いたしましょう。
多くの人が不安を抱く5つの内容を取り上げますね。
なお、ここからは私のおすすめする「新宿末広亭」を前提にお話しします。各寄席によって多少の違いがあることをご了承ください。
それではまいりましょう!
予約しなくても大丈夫
予約もなしに行って入れるの?・・・はい、大丈夫です。
寄席は予約制ではありません。
ですからコンサートなどと違って、前もってチケットを購入しておく必要もないんですね。
落語を聴きたくなった時にフラッと立ち寄って楽しめる、それが定席の寄席というものです。
途中入場、途中退場は自由です。席の指定もありません。
皆さん、間違っても「チケットぴあ」に
「末広亭、S席2枚お願いします。」
などと電話しないでください。
初めてでも大丈夫
まったくの初めてでも困らない?・・・はい、大丈夫です。
行ったことがないと、「寄席はきっと常連さんばかりだろう」と感じるかもしれません。
なんとなく敷居が高そうなイメージです。
でも実際はそんなことありません。
寄席のスタッフも落語家たちも、1人でも多くの人に来てほしいと思っています。
ですから右も左もわからない初心者が行っても問題ない・・・というより大歓迎です。
親切に案内してくれます。
チケットの買い方も簡単ですし、席の案内もしてくれますから、ご安心ください。
知っていないと恥をかくというようなルールもありません。
ケータイの着信音など周囲の迷惑になることさえ気をつけていれば、あとは自由です。
1人で行っても大丈夫
1人で行っても気まずくない?・・・はい、大丈夫です。
なぜなら
寄席に行く人にはだいたい友達がいない
からです。(←失礼)
私が思ってるんじゃないですよ?
柳家喜多八師匠がよく高座でおっしゃっていました(´艸`*)
実際、寄席に行くと、1人で来ている人は大勢います。
ぜひ気軽に行ってみましょう。
ちなみに私もいつも独りです。
誰か一緒に行きませんか?(←ここで募集するな)
落語の知識がなくても大丈夫
初心者が行っても付いていける?・・・はい、大丈夫です。
確かに落語の中で分からない言葉が出てくることもあるかも知れません。
でもほとんどの師匠方は、ある程度は初心者のことも意識して分かりやすく話してくれます。
ですから初心者でも十分に楽しむことができますよ。
もちろん、落語のことを知れば知るほど楽しくなることは、間違いないですけどね。
飲食しても大丈夫
案内には飲食自由ってあるけど、本当にいいの?・・・はい、大丈夫です。
みんな飲み食いしてます。
美味しいお弁当を買って行きましょう。
ただし、せっかく落語を楽しみに行くのですから
満腹になって爆睡
・・・なんてことがないようお気を付けください(^m^)
まとめ
寄席デビューの不安は払拭できましたか?
ぜひ多くの方に寄席を体験していただきたいと思います。
上記の内容に加えて、寄席の一日の流れなども理解しておくとより安心して楽しめると思います。
次回以降、寄席の番組構成についてお話ししましょう。