2018年9月1日、落語界におめでたいニュースが舞い込んできました。
人気の二ツ目、柳亭小痴楽さんの結婚です(^^)

イケメンで若い女性のファンも多い小痴楽さん。
その結婚を悲しんだ人も多いかもしれません。

私は地元で開かれた小さな落語会で小痴楽さんの落語を聴いたことがあり、それ以来お気に入りの落語家の一人となっています。

この記事では、そんな小痴楽さんの経歴や人柄をご紹介し、私が小痴楽さんの落語を聴いたときのエピソードもお話ししたいと思います。

柳亭小痴楽さんってどんな人?

柳亭小痴楽さんは、落語芸術協会の二ツ目。師匠は柳亭楽輔師です。
16歳で落語の世界に入り、現在29歳

落語家の父に入門するも、4年後に父が亡くなる

じつは小痴楽さんのお父さんも落語家で、5代目・柳亭痴楽という売れっ子でした。
小痴楽さんは最初、父である痴楽師匠に入門したのですが、直後に師匠がご病気に。
そしてわずか4年後の2009年、師匠は57歳の若さでこの世を去ります。
小痴楽さん、さぞ悲しかったでしょうね。

小痴楽さんはその後すぐに二ツ目に昇進し、このときから「2代目・小痴楽」を名乗るようになります。
その後の活躍は目ざましく、人気・実力ともに評価される落語会のホープとなっています。

小痴楽さんの演じる落語は正統派の古典が多く、落語に真剣に向き合っているのが伝わってきます。
語り口も、江戸っ子らしい歯切れの良さで、聴いていて気持ちがいいです。

ちなみに小痴楽さんは寝坊グセがひどく、それが原因で破門されたことも(^m^)
最近でも、寝坊で落語会の出番に遅刻してしまう「しくじり」がたまにあります。
でも、そんな抜けたところもファンにはたまらないのかもしれませんね^^

落語ユニット「成金」での活躍

落語芸術協会の二ツ目落語家・講談師11人で結成したユニット「成金」。
春風亭昇々、神田松之丞など将来を期待される若手が揃っており、注目を集めています。

小痴楽さんも「成金」メンバーの一人。
他のメンバーとともに全国各地の落語会に出演しています。

「成金」は、近年の二ツ目ブームの中心的存在であり、初心者の方にもおすすめの落語家が揃っています。

祝・ご結婚!これで寝坊もしなくなる?!

そんな小痴楽さんが結婚したのは、「2歳年下の一般女性で仲里依紗似の美女」とのこと。
実兄の紹介で知り合ったそうです。

毎朝しっかり起こしてくれるそうで、今後は出番に遅刻することもなくなるかも?!

一方、女性ファンの減少が心配されますが、本人は、

「(若さや見た目ではなく)自分の落語を好きになって通ってもらいたいし、既婚者として信頼が得られれば新しいお客さんも出来るはず」

と前向きだそう。

結婚してますます芸の幅が広がっていく小痴楽さんも、楽しみですね。

私が小痴楽さんに出会ったのは、静岡県のお花屋さん!

私は、2017年に初めて小痴楽さんの落語を生で聴きました。
静岡県島田市の「シマアツ」という観光イベントの一環だったのですが、なんと町の小さなお花屋さんで落語会が開かれたんです。

店内にスペースを作って手作りの高座。高座の前にはきれいなお花が(^m^)
そして観客はなんと・・・6人!

市内数か所で落語会を開いていたので仕方ないのですが、それにしても少ないですね^^;
そんななかでも小痴楽さん、精一杯『一目上がり』という演目を披露してくださいました。

そして終演後に写真をお願いしたところ、快く応じてくだいました。
とっても爽やかな落語家さんで、それ以来贔屓の落語家の一人となっています。

柳亭小痴楽

まとめ

若い女性に人気の小痴楽さんですが、実力も備えた期待の二ツ目落語家です。
NHKの『落語ディーパー』という番組にも出演しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
そして、寄席や落語会で生の小痴楽さんを聴いてみてください。