お運びをいただき、ありがたく御礼申し上げます。
「落語とはなにか?」と訊かれたら、どんなふうに答えますか?
古くからある落語ですが、うまく説明するのは難しいですよね。
今日は、「落語とはそもそも何なのか」ということについて考えていきたいと思います。
そして、落語の魅力についても解説いたします。
それではまいりましょう!
落語とは何か
落語とは、簡単に言えば・・・
一人で二役以上を演じ、話と仕草だけで演じる芸能
ということになるでしょう。
座布団に正座して演じるというフォーマットも、落語の定義に入れても良いかも知れません。
落語の歴史についても少し考えてみましょう。
もともと落語は「落とし噺」といって、滑稽な話のことだけを指していたんですが、のちに人情噺や怪談噺なども含めて「落語」と呼ぶようになったそうです。
もっとも、人情噺や怪談噺などの演目も、ただただ心温まる話とか怖い話というわけではなく、笑いどころもちゃんとあるものです。
プロの落語家は江戸時代、1800年頃から現れ始めたと言われていますから、ゆうに200年以上の歴史があるということになりますね。
落語は江戸と上方の両方で独自に発展していったわけですが、私は江戸落語をとくに好んで聴いております。
落語の魅力とは
今やお笑いにも、じつに多くの種類がありますね。
私は根っからのお笑い好きで、漫才、コント、漫談・・・どれも大好きです。
それぞれに良い所があるんですね。
漫才やコントは、お笑いとして分かりやすく、テレビ向きです。
反対にテレビでは、落語を見る機会はなかなかないですねぇ。
なかなか落語に接する機会は少ないので、もしかすると最近は、
落語=笑点の大喜利
くらいに思っている方も少なくないのかも知れません。
本当にそう思ってる方のために一応言っておきますが、
座布団の取り合いは余興に過ぎません。
「大喜利」ってそもそも、寄席の最後におこなう余興を指す言葉ですからねぇ。
では、落語の魅力はいったい何なのか。
ごく簡単に言えば、
- 一人ですべてを演じ、表現することの奥深さ
- 落語が描く、人類普遍のテーマ
- 古典芸能の持つ独特の風情
ということになってくると思います。
たった一人で話しているだけなのに、上手な人が演じると、漫才やコント以上に爆発力のある笑いがあったり、深~い味わいがあったりするものなんです。
まとめ
「落語」や「落語の魅力」はとても大きなテーマであり、話せばキリがないと思います。
今日は、落語は初めてという方に向けて簡単にご説明してみました。
もちろん、落語にお詳しい先輩方からすれば、「そんな説明じゃまだまだ甘い!」と思われるかもしれません。
その場合にはぜひ厳しくご指導くださいませ。
あるいは落語界の伝統にのっとって、
座布団全部持ってっちゃってください。
↑だからそれは余興だって( -д-)ノ
落語はとっても奥が深く、味わい深い世界。
これから一緒に落語を楽しんでいきましょう!